いきなり就活と聞くと,何から始めれば良いか分からないですよね?
そこでこの記事では,いつからやれば良いのかや,やることなど「準備」に関することを全て解説していきます。
もし,よく分からなくて立ち止まりそうになっていたら,この記事を片手に就職活動に備えましょう。
また「就活の準備をしておらず,乗り遅れたー」という方や「準備不足だったな…」と感じている状況であれば,4番目の見出しに「就活準備をしてない,準備不足を取り戻す方法」という項目があるので,そちらを参考にして下さい。
目次
就活でやること,準備するもの,いつからやるのかを一気読み!
就活をやる上で知っておきたいことをリストアップし,その後各項目ごとにやることを可視化していきましょう。
以下が就活をやるにおいて知っておきたいことです。
- インターンシップ
- 自己分析
- 業界研究
- 職種/企業研究
- エントリー
- 企業説明会
- ES
- SPI(試験)
- 面接
では,それぞれの項目ごとに「やること」「準備するもの」「いつから準備すれば良いのか?」ということについてみていきましょう。
インターンシップ
そもそも,インターンシップとは「特定の職業の経験を積むために,企業や組織で経験を積むこと」と言われています。
このことから,就職する前に実際の現場はどのような仕事をするのか?といったことを身を以て体験することができます。
しかし,参加しなければ内定を獲得できないという訳ではありません。
ただ,前もって実際に現場を体験することができることができるインターンシップは「現実」を知ることができる数少ない機会なので,チャンスがあればぜひ参加するようにしましょう。
やること
インターンシップに参加するためには,求人サイトに登録する必要があります。
そして,そのサイトに規定にそった書類を準備します。
基本的にアルバイト先に提出していたような履歴書が主なので,難しく考える必要はありません。
次にサイト内から気になる企業に申し込み,書類選考を通過したら面接をします。
面接といっても就活の面接よりも難しくはありません。
しかし,なぜその企業で働きたいと思ったのかなどは明確に答えられるようにしましょう。
そして,無事に合格したらいよいよスタートです。
準備するもの
先ほども述べましたが,準備するものは履歴書になります。
特に難しく考えず,ありのままを書いて下さい。
服装なども私服で参加OKなところが多いですが,企業によってはスーツの場合やオフィスカジュアルの場合がありますので注意しましょう。
いつからやれば良いのか?
日本の大学生は3年時の夏休みを利用して行うケースが多いです。
しかし,大学生の中には1年生や2年生の段階からインターンシップに参加している学生もおります。
繰り返しになりますが,インターンシップはより企業のことを知ることができるチャンスです。
できれば長期インターンのような形でできるだけ長く働き,より実態を掴めるように動くことをオススメします。
また,働いている間はもちろん時給も支払われますし,正社員としていきなり内定を獲得するよりもインターンシップとして企業や組織に雇われる方が選考ハードルは低いです。
それを利用し,自分にはハードルが高いかもと思っている企業にチャレンジしてみることもオススメしています。
自己分析
自己分析とは自分の趣味や特徴から通して,長所や短所などを把握し,就活における自分のアピールポイントとなる「強み」を発見することです。
この自己分析をしておくと,面接での自己PRや志望動機に用いることができ非常に役に立ちます。
自己分析では,やることと準備することがほぼ同じなため,まとめてみてみましょう。
やること,準備するもの
自己分析を作成するにあたってやることは,
- 自分史を書く
- 他己分析
- 将来像から振り返り
- モチベーショングラフ
以上のことを用いてい作成することが主です。
ただ,上記はあくまで一般的なやり方となっています。
New Mageでは,以下の記事のやり方を推奨していますので,ぜひ参考にして下さい。
いつからやれば良いのか?
自己分析は就活を行う上で欠かせない要素です。
非常に面倒な作業なため,なるべく早い段階で行うことをオススメします。
理想といたしましては大学3年生の4月中に終わっていることが理想です。
業界研究
業界研究とは,世の中にある業界,例えば飲食業界やIT業界などの種類や,その業界の特徴を抑える作業です。
そして,研究した業界の中から自分の興味があるところを見つけるという就活する上で非常に大切な研究となります。
やること,準備するもの
まず,書籍でどのような業界があるか調べようと思ったら「業界地図」というものがありますので,そちらを用いて学ぶことが一般的です。
インターネットで探す場合にオススメしているのは「業界動向サーチ」というサイトになります。
こちらのサイトでは業界の好不調を天気図を用いて表しており,一目で好調な業界が分かりオススメです。
以上2つの方法より,自分の興味のある業界を発見してみて下さい。
いつからやれば良いのか?
こちらも自己分析と同様に4月中に終わっていると,その後が動きやすくなります。
職種/企業研究
職種/企業研究はその名の通り,職種とその働き方ができる企業を見つけ研究することを指します。
業界研究よりも具体性が増し,いよいよ自分の目で選び始めることになります。
やること,準備するもの
まず,先ほどの業界研究から,どのような職種があるのか調べるところから始まります。
例えば,ネットワーク業界であれば…
- 営業
- 技術営業(セールスエンジニア)
- ネットワークエンジニア
- ITコンサルタント
などがあり,この中から自分が気になる職種を見つけます。
そして,その職種はどのような働き方をするのか?といったことを調べ,興味を持てるかを知りましょう。
興味の持てる職種が分かったら,その職種にて求人を出している企業があるか調べます。
探し方はリクナビやマイナビの求人サイトで探すのも良いですし,就職エージェントに聞くのもオススメです。
特に就職エージェントは,自分自身が気づいていない「あなたの強み」を見抜き,その上で企業を提案してくれることもあります。
いつからやれば良いのか?
職種と企業研究は業界研究が終わり次第取り掛かる作業となります。
もし,大学3年生の4月から始めていたとしたら,5月中には始めて,完了していることが望ましいです。
そうすることにより,どの企業でどの職種で働きたいということが明確に分かった状態になっており,大学3年生の夏休みを利用してインターンシップを利用しようと思っている際にも,より具体的に動けるようになります。
エントリー
エントリーとは,リクナビやマイナビの求人サイトを通して,企業の求人に応募することを指します。
やること,準備するもの
やることは求人サイトに登録し,求人に応募するだけの作業となります。
ただ,求人サイトには多くの求人情報が記載されており,何も調べていない状態ですとかなり戸惑うでしょう。
それを避けるためにも,自己分析を始め,業界,職種,企業研究は終わらせておくことをオススメします。
いつからやれば良いのか?
求人サイトは大学3年生から4年生に移り変わる「3月」に一斉に募集を開始します。
ただ,先行して登録しておき,求人情報をチェックすることができます。
どのような企業が良いなどと絞れていたら,リクナビ2020のように自分の卒業年のサービスが開始された段階で登録してしまって良いでしょう。
企業説明会(会社説明会)
企業説明会とは,企業が就活生に自社や求人に対して説明する場を設けてくれることを指します。
中には,そのまま選考がスタートする企業もありますので,注意して下さい。
やること
基本的には求人サイトを通して,企業の募集にエントリーするだけです。
準備するもの
準備するものは…
- 筆記用具/メモ帳
シャープペン,消しゴム,黒/赤のボールペンがあれば十分です。 - 提出必須の書類
企業によっては履歴書の提出などを求められるケースがありますので,説明会応募時の要件は絶対にチェックし,見落としがないようにしましょう。 - 印鑑/学生証
ほとんど求められることはありませんが,念の為持っていると履歴書に印鑑を押し忘れていても対処できたりと無難です。 - 就活用スーツ
男性はこだわらないのであれば濃紺が2着と白いシャツ,赤/紺の単色orシンプルなストライプのネクタイを持っていれば大丈夫です。
女性も濃紺のスーツが2着と白いシャツがあれば大丈夫です。 - 革靴
男性,女性共に黒を2足用意していれば大丈夫です。 - 時計
シンプルなアナログ時計(ベルトはメタル素材)を用意しましょう。 - カバン
こちらもシンプルな黒であればOKです。
床に置いた際に自立するものをオススメします。
以上が企業説明会の際に準備するものになります。
いつからやれば良いのか?
企業説明会は3月のエントリー開始と同時に始まります。
人気の高い企業ですと,すぐに参加枠が埋まってしまいますので,エントリー開始時にスムーズに登録ができるように準備しましょう。
ES(エントリーシート)
ESはエントリーシートの略になります。
求人に応募する際に必要な書類の一つで,企業ごとに作成していることが主です。
内容は一律で決まっている訳ではありません。
あなたのアピールポイントや志望動機など企業によって様々な場合が多いです。
やること,準備するもの
多くの場合は企業説明会に参加した際に配られることが多いです。
その後,家に持ち帰り記入します。
難しいように感じるかもしれませんが,自己分析が完了していたら基礎的な内容は特に困らず書くことができるでしょう。
その後,企業に郵送する場合が多いです。
注意点としては,1次締め切りと2次締め切りを設けている企業があります。
その際,後回しにして2次締め切りのタイミングで提出することは避けましょう。
企業があなたの対応を遅らせますので,全体的なスケジュール感に狂いが生じます。
何事もそうですが,問題は先送りにせず前倒しでこなすことをオススメします。
いつからやれば良いのか?
記入するタイミングとしては企業説明会と被るので,3月4月のタイミングが多いです。
しかし,自己分析が済んでいないと,作成するのに想像以上に苦戦します。
準備は大学3年生の頃から行うようにして下さい。
SPI(試験)
SPI(試験)とは,リクルートが開発した就活生の能力や人となりを把握することが目的のテストを指します。
内容は適性検査と能力検査(言語分野,非言語分野)の3つから構成されており,それに回答すると
やること,準備するもの
SPIに近道はありません。
参考書を購入し,地道に試験勉強と同じ要領でこなしていきましょう。
また,受験する場所や方法はいくつかに別れますので見ていきましょう。
- Webテスティング
自宅や学校のパソコンから受験する方法 - テストセンター
リクルートが用意する会場で受験する方法 - ペーパーテスティング
企業が用意したマークシートに記入して受験する方法 - インハウスCBT
企業を訪ね,そこのパソコンで受験する方法
以上4つの方法からSPIは受験することができます。
応募した企業によって,方法は変わってきますので,指示を見落とさないように注意しましょう。
いつからやれば良いのか?
大学の3年生の「2月」からやるようにしましょう。
SPIの対策にかかる時間は長くて60時間と言われています。
そのため,1日2時間勉強したら,約30日で終了。
そうすると3月のエントリーの時期にすでに完了しており,準備万端な状態で就活に望めます。
このようみると,かなり対策にかなり時間がかかると思われるかもしれません。
しかし,あくまで対策に時間がかかる人の場合でお話しさせて頂いています。
早い人であれば,一週間で終わってしまうケースもありますので,あなたにあったペースで勉強してみましょう。
面接
応募した企業を訪ね,社員や役員と面接をし,企業に見合った人物か見分けられる就活の最終局面です。
しっかりと準備を重ね,内定を獲得できるように乗り越えましょう。
やること,準備するもの
まず,やること/準備するものとして,物と対策の2つに分けて見ていきましょう。
物
準備する物は以下になります。
- 応募書類のコピー
基本的に応募書類は郵送することが多く,手元に残りません。
そのため,履歴書や職務経歴書に記載した内容を忘れてしまいかねません。
それを避けるためにも,書類はコピーして手元に残しておきましょう。 - 求人情報(募集要項)のコピー,会社案内など
面接までの待ち時間で,最後にざっと目を通すことをオススメします。 - 筆記用具(ペンやスケジュール帳)
面接だからといって手ぶらで良いわけではありません。
使わない可能性もありますが,準備しておきましょう。 - 応募先(採用担当部署)の電話番号,担当者名のメモ
遅刻の連絡などにも使えますが,何よりも担当者がそのまま面接官になるケースもありますので,忘れないようにメモとして残しておきましょう。 - ハンカチ・ティッシュ
夏場の面接時に汗ダラダラの状態で受けるのは印象がよくありません。
エチケットとして持ち歩くことを意識しましょう。
対策
面接はよっぽどの口達者でなければ,行き当たりばったりで通過することはありません。
しっかりと練習をし臨みましょう。
また,面接の苦手さを克服するのに近道はありません。
ひたすら回数を重ねるしかないこともお忘れなく…。
また,練習方法を教えてくれる場所は次の見出しに記載しますので,参考にして下さい。
いつからやれば良いのか?
面接はできれば個人練習と,実地練習を兼ねた方が良いです。
まず,個人練習は3年生の2月より開始して下さい。
そして,本命ではないけれども選考時期が早い企業をあえて複数社エントリーしましょう。
そう,ここで実地練習を積み,本命の企業の面接に臨みます。
先ほども述べましたが,面接は練習あるのみです。
早い時期から始め,参考書などの形に囚われるのではなく,自分の言葉で面接官の質問に答えられるようにして下さい。
以上が,
- 就活でやること
- 準備するもの
- いつからやるのか
についての内容になります。
参考にして就活を成功させて頂けると嬉しいです。
また「準備が遅れてしまっているな…」と思われていてもご安心を。
就活に手遅れという概念は存在しません。
以下より,準備不足を解消する方法を説明していきますので,参考にして下さい。
就活準備をしてない,準備不足を取り戻す方法
正直周りの友人が内定を獲得し始めると焦りますよね…。
その気持ち大変よく分かります。
しかし,準備不足だったとしても,そのことを反省する気持ちさえあれば大丈夫です。
巻き返し測るためにも就職エージェントの利用を考えてみませんか?
就職エージェントとは
就職エージェントとは無料で利用でき,あなたの希望や状況をヒアリングし「最適な会社を提案してくれるサービス」のことを言います。
実際に憧れている会社があったとしても,まだ学歴フィルターは存在しあなたの経歴では書類選考で落とされる可能性があるのはイメージできますよね?
そうすると,書類を作成する時間が無駄になってしまいます…。
そういったことも,就職エージェントに相談すればすぐに回答を得ることができ,無駄な時間を省くことができます。
他にも「面接日程の調整」や「面接対策」といった就活をやる上で準備したり,やらなければいけないことを無料で手伝ってもらうことができるため非常にオススメです。
就職エージェントの利用の流れ
では,実際にどのように利用するのか,流れに沿って見ていきましょう。
まず言わずもがなですが「登録」から始まります。
登録段階では,あなたの経歴や住所などを入力するだけでOKです。
主に1分以内には終わってしまうケースが多いでしょう。
そして,登録が終わるとエージェント会社から「電話」がかかってきます。
なぜ電話がかかってくるのか?というと…。
それは自分の会社で「あなたのことをサポートできるか?」ということを判断するためにかかってきます。
もし,あなたが東京大学を卒業予定で,低学歴限定でサポートしている会社に登録したとしましょう。
そうすると,もっと良い条件のもと就職できるはずなのに,想像以下の企業を紹介されることは目に見えますよね?
その場合,あなたは紹介された企業を受けることはありません。
結果,低学歴限定のエージェントに行った時間が無駄になりますし,エージェント側もあなたと面談した時間が無駄になります。
このようなミスマッチを避けるために「電話」があり,10分から15分程度で簡単なヒアリングが行われます。
そして,電話でのヒアリングが終わり,あなたがサポート対象になると分かったら,次は「面談」へと進みます。
この「面談」では,直接就職エージェントを訪ねるところから始まります。
面談では,あなたの今までの経歴や経験,希望などを細かくヒアリングしてもらうことができ,それに見合った求人を紹介してもらことができます。
そして,その求人のことが気に入ればエージェントは実際に企業と面接の日程を組んでくれたり,その企業から内定を獲得するための面接対策を行ってくれます。
以上が就職エージェントを利用した際の大まかな流れになります。
就職エージェントを利用する時の注意点
ここまで見てくると,就職エージェントというものは物凄く便利なもののように感じますよね?
しかし,注意して頂きた点が1点あります。
それは「危ないエージェント」もいるということです。
何が危ないのか?というと…。
あなたの実際のレベルよりも,低いレベルの企業を紹介してくるエージェントがいるということです。
就職エージェントというのは新卒の就活生を企業に紹介し,内定が出ると「企業から」紹介料をもらうことによって成り立っているビジネスです。
そのため,内定を多くもらえればもらえるほど,エージェントは潤いますよね?
それゆえ,世の中のエージェントには内定が出やすい企業をあえて選び,就活生に提案してくる場合があります。
あなたには本来10のレベルの会社から内定をもらえる可能性があったとしても,7のレベルの企業を紹介してくるというとイメージしやすいかもしれません。
そうすると,内定が出たことによっていっときはハッピーかもしれません。
しかし,将来的に思っていたことが望めなかったりと,徐々にミスマッチが生まれ退職につながる可能性があります。
以上のことを避けるためにも,「就職エージェントを2,3社利用してみる」ということをオススメしています。
複数利用することにより,車の価格交渉のように「A社ではこの求人を紹介されたのですが,実際どうですか?」とB社にアドバイスをもらうことができたりします。
その際,あなたに対して厳しいことをいうけれど,本当に自分のためにアドバイスをしてくれているエージェントはどれだろう?という視点をお忘れなく…!
そして,最終的に一番信用できると思ったところを利用するようにして下さい。
以上が就職エージェントの利用の仕方になります。
まとめ
正直,2つ目の見出しである「就活準備をしてない,準備不足を取り戻す方法」さえ見れば滞りなく準備ができ,そのまま内定を獲得できると思われたと思います。
ゆえに「最初から就活エージェントについて教えてくれれば良かったのに…」と思われるかもしれません。
しかし,社会に出た後にこのようにショートカットを得られる機会は滅多にありません。
そのため,就活の段階から「まずは自ら理解する」という癖をつけることをオススメしています。
就活をただの面倒なイベントとしてこなすのか?
自己成長のためのイベントとして利用するのか?
あなたはどちらを選びますか?
圧倒的に成長するのは後者であることが分かると思います。
ぜひ,この人生で一回きりの新卒での就活を有効に活用してみて下さい。