年明け早々,1都3県では緊急事態宣言が発令され,不安を持たれている22卒の方も多いのではないでしょうか? 変化の激しい世の中だからこそ,常に最新の情報を仕入れて意思決定していきましょう。私もみなさんのお役立ちできるような記事を書いていきたいと思います。
就職活動をはじめたてのときは,「何を着れば良いんだろう?」「スーツはどんな物を用意すれば良いの?」など疑問に思うことも多いですよね。
そこで今回は,人材紹介会社(就職エージェント)と面談するとき,「どんな服装でいけばいいの?」や「スーツなどはいつどんな物を用意すれば良いの?」など服装について解説します。
目次
就職エージェント利用時の服装
服装は私服で問題ない
まず,就職エージェントとの面談の際の服装は「自由です!」。「自由」と言われるのがいちばん困ったりするのですが,意味合いとしては,「私服でも全然問題ないよ」という意味です。
私服で良い理由は,就職エージェントというのは,あくまでキャリアアドバイスと求人紹介をされる場所だからです。そのため,正直,面談担当者(エージェント)も服装は気にしていません。
どちらかというと,リラックスできる状態で本音を聞きたいと思っているので,服装も話す内容もガチガチに固めてくることは求めていません。自分が話しやすい状態でいきましょう(もちろん,面談後に選考がある場合や「スーツだと服を選ばなくて良い」という方はスーツでも問題ありません)。
奇抜なファッションは控えよう
ただ,服装が自由とはいえ,あまりに奇抜なファッションは控えましょう!
たとえば,以下のようなものです。
- 髪の色を明るい色で染めている
- 露出が多い
- ゴスロリ系など趣味嗜好が強いもの(原宿の竹下通りをイメージしてください)
「全然自由じゃないじゃん!」と思う方もいるかと思いますが,担当エージェントもあくまで「初対面の社会人」なので,TPOに合わせた服装の方が「あの子大丈夫かな…人柄は良いけど…」という印象を持たれずに済みます。無駄なところでのマイナスポイントは控えるのが無難です。
就職エージェントの面談に行くときの持ち物
新卒者として就職エージェントを利用する際,「何を持っていけばいいの?」「最低限必要なものは?」などお悩みになる方もいると思うので,いくつか書いていきます。
基本的には,以下を用意できれば問題ないでしょう。
- 履歴書・オープンES
- 証明写真原本
- 身分証明証(学生証・運転免許証)0
- 筆記用具
それぞれ説明します。
履歴書・オープンES
就職エージェントは,あなたが経歴と学生時代頑張っていたことなどを知りたいと考えています。企業に推薦する際にも使用しますが,その前に担当エージェントに添削してもらうことも可能なので,完成度は気にせず,まずは「経歴を理解してもらうために持っていく」程度の心構えで問題ありません。
証明写真原本,身分証明証
証明写真原本,身分証明証は,必要なタイミング多いので,バッグに忍ばせておきましょう。
「証明写真」は,就職エージェントにデータもしくは原本で渡し,求人紹介の際に活用してもらいます。新卒では応募時に「証明写真必須」という企業はまだ多いので,用意しておきましょう。
就職エージェントを運営している人材紹介会社によっては,大きなビルに入っていて,身分証明書がないと入れないところもあります。「現地に行ったけれど入れない…」を防ぐため,身分証明証(学生証・運転免許証など)は常に携帯しておきましょう。
筆記用具
「筆記用具」は言わずもがなですが,メモなど取れるようにカバンに入れておきましょう。
どのタイミングからリクルートスーツになるのか
「就職活動では,いつのタイミングからスーツが必要なのか?」という点について記載します。このとき,就職エージェントのサービスの流れを把握した方がわかりやすいので,そこから解説します。
就職エージェントは,以下の流れでサービスが進みます。
①登録・初回面談日の決定
↓
②初回面談(キャリアアドバイス・求人紹介)【私服OK】
↓
③担当の就職エージェントに選考希望求人を伝える
↓
④人材紹介会社との面接練習【私服OK】
↓
⑤書類選考・面接【スーツ必須】
↓
⑥内定・入社企業を決める
スーツでの対応になるのは,選考希望企業との「面接時」です。
「面接までスーツがいらないなら,すぐにスーツは買わなくていいや」と考える方もいるかもしれませんが,初回面談から選考を受けるまでは2週間以内が多いので,「就職活動をはじめよう!」と思ったタイミングからスーツは購入しておくと良いでしょう。
就職活動時のスーツの選び方
では,いざスーツを購入する際に「どんなスーツを買えば良いの?」「リクルートスーツと他のスーツは何が違うの?」という質問も多いので説明していきます。
スーツは無地の紺か黒を選ぼう
まず,スーツは男女ともに「無地の紺か黒」のスーツを購入するのが無難です。
正直に言うと,「就職活動のスーツ」に特別な指定やルールはありません。慣習上,「無地の紺か黒」が着られる事が多いというだけです。
なぜ,そのような慣習ができたのかというと,昔は,「一人前になるまでは派手な格好はするべきでない」という思考の企業が少なからずあったからです。そのため,新卒者が就職活動をするときに着るスーツは「無地の紺か黒」が無難という文化ができたようです。
私自身,そのような文化の企業に所属したり,世代でもないので,明確な回答はできませんが,現在45歳以上(役職でいうと部長職以上の方)の年代では気にされる方がいるのは事実です。
「だったら,ストライプの柄やグレーなどのスーツはだめなの?」という方もいると思います。
それに回答するとなれば,「着る分には全然問題ないです!」となります。
ただ,ほぼ全員が「無地の紺か黒」のスーツを着ているので,若干目立つということと,「国内の金融系・メーカー等の終身雇用制度が強かったり比較的固いといわれる業界」では,服装を気にする上層部の方に出会う可能性も高いので,その際はやはり「無地の紺か黒」の方が無難といえるでしょう。
2〜3万円のスーツで問題ない
「値段はいくらくらいが良いの?」「今後も着るなら良いブランド物買った方が良いの?」というのもよくある質問ですが,上質な物を揃える必要はありません。
値段としては「2〜3万円」で売っている「洋服の青山」やAOKIのスーツで問題ありません。
「今後も使うから」という理由で,(学生にしては)高いスーツを購入する方もいますが,社会人になると,「リクルートスーツのような無難な地味なスーツ」を着たいと思わなくなる方も多いです。
また,社会人になると,学生の頃より金銭的に余裕が出て,ほぼ確実に買い直すことになるので,学生時代にお金に余裕がある方以外は,就職活動用のスーツは消耗品と捉えて良いでしょう。
私自身,「社会人でも使うかな?」と思い5万円ほどのものを買いましたが,新卒入社後の夏には「無地の黒でない社会人らしいスーツがほしい!」と思い,買い直しました(笑)。
スーツの質で選考の合否に影響はなく,「身体にあったものを着ていて清潔感がある」の方がよっぽど大切です。ここはスーツ屋の店員さんに聞くと,親切に教えてくれるのでご安心ください。
まとめ
今回は,新卒者が就職エージェント利用時の服装について記載しました。
就職活動をはじめたときは,何から何までわからないと不安を持つことも多いと思います。ただ,適切な情報を仕入れて前向きに進めていけば,きっと良い就職先に出会うことができます。変化が多く大変かと思いますが,頑張っていきましょう。
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