就職活動も本格化してきて,忙しくされている方も多いのではないでしょうか。最近は就職活動の方法も多様化してきており,大手ナビサイトを利用する従来の就活だけでない方が増えています。その中でも多いのが「逆求人」(スカウト型)です。
今回は「逆求人」はどういったものなのか,その活用法について解説していきます。
目次
逆求人(スカウト型)とは何か?
企業側からオファーが来る
逆求人とは,ダイレクト・リクルーティングの一種になります。学生が逆求人サービスを通して自分の強みや経験などのプロフィールを載せると,それを見た企業が「この学生は自社に合いそうだ」「ぜひ働いてほしい」と思った学生にアプローチを行うスタイルです。そのため,「オファー型」や「スカウト型」とも言われています。
普段の視点では出会えない企業に出会える
日本には数百万社の企業があり,各々採用活動を行っております。学生にとって,その中から自分に合った企業を探すのも大変ですし,そうなるとどうしても自分が知っている大企業の募集に目がいきがちなのも無理がありません。ただ,知名度が低くても優良企業は多くあります。
逆求人でオファーが来ることで,今まで自分の発想になかった企業に出会うことができるので,視野を広めた就職活動ができるようになるでしょう。
逆求人を利用するメリットは?
前述していますが,改めてメリットについて触れていきたいと思います。
自分では気づかなかった優良企業との出会いがある
前述しましたが,最大のメリットは自分では気づかなかった優良企業との出会いがあることです。社会経験のない学生が,自分に本当に適した企業を見つけ出すのは困難です。
偏った業界研究や企業研究,自己分析によって「自分に向いているのはこの会社しかない」と思い込み,客観的な視点が持てなくなっていることはとても多くあります。その結果,就活が思うように進まず,頑張っているのになかなか内定が出ず,就活が暗礁に乗り上げてしまうこともあるでしょう。
しかし,逆求人では,普段気がつかないような企業とも出会うことができます。応募先を絞ること自体は悪いことではありませんが,まずは志望業界や志望企業を絞らず,視野を広くしていろいろな企業を見ることも大切です。逆求人を利用することは,そのための最適な手段だと言えるでしょう。
自己発見や自己成長の機会が生まれる
逆求人サイトでは,「インターンシップ」や「就活イベント」のオファーが届く場合もあります。これらは自分を成長させる機会になるので,就活や将来のキャリア形成に向けて早くから準備をしたい学生には向いているツールといえるでしょう。
インターンシップやさまざまなイベントに参加することで,これまで見えてこなかった自分の価値観やビジネスにおける強みや弱みに気づいたり,仕事の厳しさだけでなく楽しさや喜び,やりがいを見出したりもできるので,積極的に参加してみましょう。
まとめ
今回は「逆求人」について取り上げました。新卒の就活方法は多様化してきています。その分,自分にあった企業との出会い方が増えました。うまく活用して良い就職活動にしてみてください。