「9月になっても内定が出ない…」「秋冬の就活攻略法が知りたい」このような気持ちを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし,就活は早く決まる方が良いとは限りません。今回は,10月以降に就活をされる方に向けて,秋冬の就活で気を付けるポイントや採用中の企業の見つけ方,注意点をご紹介します。
目次
10月以降の就活の流れは?春・夏採用との違い
春採用,夏採用:就活解禁(3月)から夏休みまで
就活解禁時期である大学3年生の3月は,春・夏採用と呼ばれています。採用サイトや会社説明会などの情報が解禁となるため,新卒採用を実施する企業がアクティブとなる時期です。会社説明会に関する案内や個別オファーが届くなど,学生側も企業からの大量のメールに追われる時期です。
また,中間テスト中の6月からは面接などの選考や内々定が解禁となります。企業は一気に学生を獲得するモードに変わります。「夏休みまでに就活を終えたい」という想いを持つ学生も多いことから,この時期に内々定を獲得する学生も多いです。
秋採用,冬採用:夏休み明けから卒業直前まで
夏で採用予定人数が充足した企業から,4年生を対象とした募集活動が終了となります。就職したい企業が決まっている場合は,秋・冬採用を待たずに,春・夏採用でチャレンジしておきましょう。秋冬採用は採用予定人数が春・夏採用よりも少なく,倍率も高い傾向にあります。春・夏以上にしっかりと準備をして臨みましょう。
どんな企業が10月以降も採用を行っているの?
10月から内定を獲得することは可能です。そもそもの募集企業数が少なく,採用枠数が春夏採用より減ることから,倍率という観点では厳しい状況だと言えます。とはいえ,就職活動の内容や企業側の採用要件が変わるわけではありません。それでは,どんな企業が10月以降も採用活動をしているのでしょうか。
①大量に人材を募集する企業
いわゆる大手企業やグループ会社などの従業員数が多く,新卒採用においても大量募集をかける企業が該当します。春夏にも募集活動を行っているにも関わらず,採用予定人数に達することができなかったことにより,秋冬にも継続して募集をかけているケースです。
②一般的に知られていない企業
いわゆるベンチャーや中小企業,BtoBビジネスを展開する一般消費者からの知名度が低い企業が該当します。一般的に知名度が低いと言っても,実は私達の生活を支える身近な隠れた優良企業であることも大いにありますので,積極的に企業研究しましょう。
③地方にある企業
地方企業は,都市部への若手人材の流出やエリア特性といった問題から,人材獲得に苦戦する傾向にあります。そのため,10月以降も採用活動を行っている傾向があります。地元での就職を目指している方や,勤務地にこだわりがない方は地方にも目を向けてみると良いでしょう。ここも地方の名前は知られていない優良企業がわりと残っていたりします。
まとめ
今回は,10月以降の新卒の就職活動についてまとめました。「この時期になると就職できないのでは?」と焦る人も増えてくると思いますが,しっかり準備していけば問題はありません。就職に焦ってミスマッチがないように企業研究などもしっかり行い面接に臨みましょう。