インターンシップの中には,参加するのにエントリーシートや面接など選考があるものもあります。選考でつまづいてしまうと,せっかくのインターンシップに参加することができません。
そこで,ここでは,インターンシップ選考対策として,エントリーシートに活用したい自己PR・志望動機について丁寧に解説しています。
目次
インターンシップの選考について
応募書類や面接が必要な場合がある
大手企業や知名度の高い企業など,参加できる人数や条件に制限があるインターンシップに参加を希望する場合,応募書類や面接などの選考を受ける必要があります。
応募書類(エントリーシート)では,次のようなことが確認されます。
- 実習に必要な基礎知識を持っているか?
- 志望動機が明確か?
これらのポイントについて,応募書類で判断し,面接で人物像にズレがないかを確認します。
エントリーシート作成のためには「自己分析」が必要
エントリーシート(ES)は,あなたの人物像を伝える必要があります。「あなたがどういう人間なのか?」を相手に伝えるためには,「あなた自身が自分を知っている」必要があります。
そのために必要なのが「自己分析」です。
自己分析ができていないと,そもそも自分がどのような人なのかわからないため,当然それを相手に伝えることはできません。また,自分がどのような人かを知らなければ,自分がどんな仕事に向いているのかもわからないため,どんな企業のインターンシップに参加すればいいかの判断もできません。
もし,あなたが自分のことについて,相手に伝えられなければ,まずは自己分析をして,自分を知ることから始めましょう。なにも焦る必要はないので,ひとつずつ段階を経ていくと良いでしょう。
次項からは,自己分析ができている前提で進めます。
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エントリーシートに活用したい「自己PR」
自己PRに合う経験をリストアップしよう
自分の特徴が活かせたと思える経験をリストアップしてみましょう。頭の中にあることを箇条書きすることで,視覚的に把握しやすくなります。たとえば,次のようなことがあげられます。
- ゼミで新しいテーマについて研究した
- サークル活動で受賞した
- 飲食店のアルバイトでリーダーとして働いた
これらのリストアップは,家族や友人に見てもらうのも良いでしょう。自分では普通だと思って見過ごしていることも,他の人から見たら「すごい!」と思われていることもあるかもしれません。
長所を確認しよう
リストアップした経験から,どのような「長所」があるか確認しましょう。この長所が自己PRにおいてアピールポイントになります。たとえば,長所としては次のようなことがあげられます。
- 新しいことを考える力
- 目標をつくって努力する力
- チームの雰囲気を大切にする力
これらは,自己PRを伝えるとき,最初に伝えるもの(結果)になるので,「自分はこういう人です」というのを端的に伝えられるものを選ぶと(つくると)良いでしょう。
短所の伝え方
「長所」だけでなく,「短所」について伝える必要がある場合もあります。
短所は,「長所と比べて力不足なこと」について伝えるようにしましょう。このとき,気をつけなければならないのは,「悪い点」ではないということです。たとえば,「新しいことを考える力はあるけれど,課題を解決する力がまだ足りない」といった具合です。
このとき,現状の課題(短所)を分析し,どのようにする必要があるのか,または実際どのような努力をしているのかを伝えられると良いでしょう。
結論先行で伝えよう
インターンシップの選考担当者は,多くの学生から提出されたエントリーシート(自己PRや志望動機)を読むことになります。このとき,一般的な「起承転結」のように書かれていたり,そもそも文章構成として破綻しているものは読まれにくく,それだけで読んでもらえない可能性もあります。
そこで,結論選考型で伝えるようにしましょう。
先ほど,こんな長所があると決めた部分が「結論」です。そして,リストアップした部分が「理由」にあたります。「なぜなら〜だからです」の部分です。さらに,それについての具体的エピソードを話す流れになります。つまり,先ほど長所を考えたときとは,逆の順番で伝える形式になります。
面接がある場合,エントリーシートの自己PRと同じものでかまいません。ただし,エントリーシートに書いたものを丸暗記して臨むのはやめましょう。端的に書いたものを,もう少し膨らませて話すようなイメージを持つと良いでしょう。
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エントリーシートに活用したい「志望動機」
志望動機とは?
エントリーシートに記入する項目は,大きく「自己PR」と「志望動機」に分かれます。
自己PRは「自分はこういう人です」と伝えるのに対して,志望動機は「なぜ応募したのか?」といった理由に回答することになります。
- どのような目的を持って応募しているか?
- この職種を体験したい理由は?
- 当社に関心を持っている理由は?
応募する理由
インターンシップの応募目的には,「参加する目的」を記入しましょう。ただし,「応募する業種/職種の知識を得るため」では,熱意を伝えることができないため,「参加しようと思ったきっかけ」「知識を深めたい理由」などを加えて,熱意を伝えられるようにしましょう。
職種の志望動機
職種の志望動機には,「自分が活躍できる,適性がある」ことをアピールしましょう。もちろん,インターンシップに参加する前の時点で適性があるかわからない方も多いですし,インターンシップを通して適性を判断することもあると思いますが,それは企業側も理解してくれています。
当社を選ぶ理由
志望動機の中には,「自社を選んだ理由」を問うものがあります。これは,「なぜ(数ある)同業他社の中で自社を選んだのか?」知りたいからです。そこで,会社のWebサイトや会社説明会で開示されている情報をもとに作成すると良いでしょう。
また,日々のニュースをチェックすることで,その業界や企業についてのアンテナが敏感になり,情報が入ってきやすくなります。そうすることで自然と「会社を選ぶ理由」が生まれることもあるので,インターンシップに参加するときは,ニュースネタを集めておくと良いでしょう。
新卒向け就活イベント「MeetsCompany」のYouTube「内定チャンネル」では,「就活生必見!人事が語る インターンあるある3選」にて,企業目線からの事情についても言及しています。
そのひとつとして,「インターンにお金・社員を注ぎ込んだにもかかわらず,インターンから採用ができない場合も必ずある」があげられています。インターンに参加するときは,学生目線だけでなく,「企業側はどのように考えているのだろう」という視線を持って臨むのも良いでしょう。
まとめ
インターンシップ選考対策として,エントリーシートに活用したい自己PR・志望動機について解説してきました。インターンシップを経験することで,学生目線だけでなく,ビジネス目線として物事を見られるようになり,就職活動はより有意義なものにつながるはずです。
あなたの就職活動が成功するのを応援しています!
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