就活インターンシップとは? 種類,内容,選び方についての基本

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就職活動をする中で,「インターンシップに参加した方がいいのかな…」と迷っている方は多いと思います。また,「インターンシップに参加する意味がわからない…」という方もいるでしょう。

結論から言うと,もし迷っているなら,積極的にインターンシップに参加してみましょう。

ここでは,インターンシップの基本として,どのような意味があるのか,種類,内容,選び方について丁寧に解説しています。

インターンシップとは?

インターンシップが必要な理由

インターンシップとは,企業で実習や研修など就業体験を体験する制度のことです。インターンシップ制度を通して,自分が就職したい業種や職種,企業を見つけたり,「働くとはどういうことか?」を知り,就職活動のきっかけを得ることができます。

また,インターンシップは双方にとってミスマッチを防止する意味もあります。企業側にとっては,コストがかかる採用についてのミスマッチを防ぎ,学生側にとっては,入社後「思っていたのと違った…」という短期離職の原因になるミスマッチを防ぐことができます。

目的意識を持って積極的に参加しよう

インターンシップの目的については,「自分の成長につなげたい」という気持ちで臨むのが良いでしょう。ミスマッチという観点からは,特定の企業に絞りたくところではありますが,自分の成長につなげたいという意識を持つことで,自分に合った企業を見つけられるようになります。

また,すべてのインターンシップで就業体験ができるわけではない点に注意しましょう。特に,2〜3日など短期間型のインターンシップでは,社員の講義,職場見学などの場合もあります。そのため,気になるインターンシップがあれば,重く捉えず積極的に参加してみると良いでしょう。

インターンシップの種類と内容

募集対象

インターンシップの募集対象は,大きく4種類に分けられます。

  1. 学部学科不問向け
  2. 文系向け
  3. 理系向け
  4. 特定職種向け

いちばん参加しやすいのは,「学部学科不問向け」のインターンシップです。ただし,誰でも参加しやすい反面,目的意識が希薄になりやすいというデメリットもあります。

一方,対象が特定の属性の場合,参加できる人は限られますが,その分,より自分に合ったプログラムが受けられる可能性が高くなります。特に特定職種に絞ったものは,親和性が高いと言えるでしょう。

インターンシップに参加する学生の多くは,大学3年生ですが,大学1,2年生でも参加することは可能です。インターンシップを体験することで,周囲に差がつけられるのは言う間でもありません。

プログラム

インターンシップのプログラムは,大きく4種類に分けられます。

  • 実践型
  • 課題型
  • 業務体験型
  • 講義型

実践型は,実際の現場での仕事を体験するものです。一般的に「インターンシップ」といったときに,多くの方が想像するものが,この実践型にあたります。

課題型は,企画立案,課題解決,グループワーク,プレゼンテーションなどです。論理的思考力やプレゼンする力などを試したい方に向いています。

業務体験型は,会社見学や職場見学などを通して,業務を体験します。実践型よりは本格度合いは低いですが,部分的に仕事内容がわかる(体験できる)メリットがあります。

講義型は,社員による事業内容などについての講義やセミナーを聞くものです。就業するというより,視野を広げたい方に向いているプログラムと言えるでしょう。

期間

インターンシップの期間は,大きく3種類に分けられます。

  • 2〜3日
  • 1週間
  • 1か月以上

2〜3日は,スケジュールが組みやすいのが利点です。短期間で,業務体験や講義を聞くなどできます。就職活動の初期で視野を広げたい方におすすめです。

1週間前後のインターンシップは,志望業種や志望職種が定まっている方におすすめです。企業の社風やその業界特有の技術などを知ることができるでしょう。

1か月以上のインターンシップでは,「夏休みを有意義に使って成長したい」といったことが可能です。実践型で,社員と同じように働くこともできるため,実地体験を希望する方におすすめです。

新卒向け就職エージェント「キャリアチケット」のYouTube「就活トーク」では,「長期インターンが面接でウケる理由を解説」にて,「学生と話をしていても,長期インターンしている学生は視座が高い傾向にある」「働いていた人の方が有用」とコメントしています。

 

新卒就活エージェント【キャリアチケット】

インターンシップの選び方

「業種」と「職種」を理解しよう

インターンシップを選ぶためには,自分が就きたい「業種」や「職種」を知る必要があります。就職活動のプロセスでいうと,以下のとおりです。

  1. 自己分析をして,自分を知る
  2. 業界研究をして自分に合った仕事を知る
  3. 企業の会社説明会やインターンシップに参加する

まずは,自己分析をして,自分がどのような人かを知り,自分がどのような仕事に向いているかを把握します。その上で,業界研究をして,どのような業界があり,どのような職種があるかを知ります。これで,特定の企業の会社説明会やインターンシップに応募する流れになります。

反対に言うと,ここまでの基本ができていないと,将来的にまったく縁がない見当外れの企業のインターンシップを受けることになってしまったりすることになるため,自分がどのフェーズまでできているかを確認し,ひとつずつ段階を積み上げていくと良いでしょう。

インターンシップに参加するまでのプロセス

インターンシップに参加するまでのおおよそのプロセスは以下のとおりです。

  • 3か月前:情報収集
  • 2か月前:会社説明会などに参加
  • 1か月前:書類提出など

まずは,就職情報サイトや就職エージェントに登録して,情報収集をしましょう。もちろん,これらをするのは,上記自己分析などができており,ある程度の絞り込みができている前提です。

次に,インターンシップに参加する企業の目星が付いたら,会社説明会に参加します。合同企業説明会や個別会社説明会など形式はさまざまあるので,積極的に参加してみましょう。

1か月から2週間ほど前に書類提出があります。インターンシップ参加にあたり,書類選考,Webテストがある企業もあるので,確認しておきましょう。

インターンシップの選考

インターンシップの中には,応募だけではなく,選考を通過する必要があるものもあります。特に,大手や有名企業など,参加希望者数が多いところは選考を行う傾向があるようです。

選考は以下のものがあります。

  • 応募書類
  • テスト
  • 面接(Web面接の場合もあり)

応募書類(エントリーシート/ES)では,関心のある事業や職種,所属ゼミ,課外活動,自己PR,志望動機などを記入します。苦手意識を持っている方も多いので,きちんと対策しておきたいところです。

テストは,「適性試験」「筆記試験」などがあります。Webテスト形式を採用しているところも多いので,インターネット環境を用意しておく必要があります。

面接(Web面接)は,応募書類,テストの選考通過者のみ実施されます。集団面接と個人面接の形式をとっているところがあるので,参加するプログラムの要件を確認しておきましょう。

まとめ

インターンシップにはどのような意味があるのか,種類,内容,選び方について解説してきました。

インターンシップは,就職活動を成功させるためのひとつの手段に過ぎません。しかし,あなたが自分に合った仕事を見つける素晴らしいきっかけを与えてくれるものになるでしょう。企業の選考を受けるときほど緊張する必要はないので,積極的に参加して経験を増やしてみましょう。

あなたの就職活動が成功するのを応援しています!

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