就職活動において,インターンシップが当たり前となり,数年経ちました。現在では,多くの新卒生の方がインターンシップを経験されていると思います。そんな中,「インターンシップは給与がでるのか?」という質問をされることが多くあります。今回はインターンシップの報酬について解説していきます。
インターンシップで給与は出るのか?
結論,インターンシップは無給のものがほとんどです。
理由としては,インターンシップは参加日程が1日から1週間程度の短期のものが多く,インターン内容も説明会やグループワークなど実務を行わないことから,給与を支払う必要がないからです。しかし,長期インターンシップといって社員に近い業務を行う,インターンシップでは給与が払われることが多くなります。
どのようなインターンシップで給与がもらえるのか
インターンシップで給料がもらえるのは,内容が労働基準法の「労働者」にみなされる場合です。「労働者」にみなされるかどうかは,企業から指示を受け業務に携わり,インターンの活動が企業の利益や効果を生み出しているかどうかで判断されます。
たとえば,インターンとして社員と一緒に営業に回ったり,インターンがつくった資料を社員が実務で活用したりすることは,なにかしらの利益や効果を生み出していると言えるでしょう。このようなインターンは数週間〜数ヶ月と比較的長期で行われることが多いため,給料がもらえるインターンに参加したいという方は長期インターンに参加することをオススメします。
また,インターンの給与の相場はどれくらいかというと,「時給1,000〜1,300円程度」が相場です。そのため,そこまで通常のアルバイトと報酬が変わらないので,アルバイトをやめて,インターンシップをメインの収入源として活動をしている学生もいます。
インターンシップと学生生活の両立はできるか
インターンシップは企業の営業時間で行われることが多いため,授業がある学生は,長期インターン参加が難しいのかと思われる学生も多いです。しかし,昨今はインターンが当たり前になってきたことから,企業側もシフトを柔軟にくんでくれるような企業が増えてきました。もちろん夜遅くまで勤務をするなどは難しいことは多いですが,学生インターン向けの業務内容を作ってくれている企業もあるので,探してみると良いでしょう。
インターンシップに参加をすると,業界や職種についての理解が深まります。また,社会に出てやっていけるかどうかというのも学生時代に確認ができたり,学生の考え方が社会で通用する部分・しない部分も理解できると思いますので,参加できそうであればインターンには積極的に参加してみましょう。
まとめ
今回はインターンシップの報酬について解説してきました。業界解説をはじめとした短期インターンでは報酬がでないことがほとんどになりますが,長期インターンでは給与は支払われます。通常のアルバイトでは得られない経験を得ることもできるので,どんどんインターンシップに参加してみましょう。