就活生の方々の中には「就活しようと思っても,やりたい仕事が見つかっていないからやる気が出ない」と思われている方も多いのではないでしょうか?
ただ,この考えは間違っている訳ではありません。
今まで学生生活しかしてこなかったのに,仕事を選べと言われても,そう簡単には見つかりませんし当たり前です。
この記事では,そのような考え持っているあなたに,仕事を見つけるための情報収集の仕方や具体的な見つけ方についてお話ししていこうと思っております。
目次
就活で仕事が見つからない?
先ほども仕事が見つからないというのは当たり前と言いましたが,これは嘘ではありません。
恐らく社会との接点はアルバイトくらいなのではないでしょうか?
その経験だけの状態からいきなり数多くの企業をみても混乱する,もしくはむしろ浮き足立ってしまうだけです。
そして,フワッとした状態のまま,大体の就活生は特に指針も定めず,就活というイベントを無難にこなすしています。
しかし,このようになんとなくで決めた仕事は楽しいのでしょうか?
逆に内定をくれたからという理由だけで勤めると,下手をしたらブラック企業に入ってしまうという可能性さえあります。
そう言ったことを避けるためにも,しっかりとした情報を集められるようになり,正しい仕事選びができるようになりましょう。
仕事選びの基準ってある?
では,早速情報集めについてお話しできればと思うのですが…。
いきなり情報を集めろと言っても無理な話ですよね?笑
何に基づいて集めれば良いのかが定まっていないと集めようがありません。
そこで,情報収集の根幹となるのが,「自分がどうしていきたいのか?」ということです。
・将来性
・モテる
・初任給が高い
・働いていて楽
などなど
様々な「どうしていきたい」ことがあると思います。
まだこの段階では,そこまで深く考える必要はありませんので,何か一つでも思い当たるものがありましたら,それに沿って情報を集めていきます。
就活では情報収集力が試される
具体的な情報収集の仕方ですが,大きく分けて3つのパターンがあります。
・WEB
・キャリアセンター(大学の就職課)
・就職エージェント
この3つを上手いこと利用すると,ほぼ漏れがなく情報を集めることができますので,それぞれ見ていきましょう。
WEB
まさに読んで字の如くです。
就活に限らず,日頃から知りたいことや分からないことを検索していますよね?
このWEBは就活の場面でも非常に役に立ちます。
ただ,注意したいのが,薄い情報が多いということと,古い情報が出回っている可能性が高いということです。
薄い情報というのは,WEBサイトはリクナビやマイナビのような企業が運営しているサイトでないと,誰が運営しているか分かりませんよね?
広告収入目当ての運営者の可能性があります。
そうするとWEBサイトに関しては詳しくても,就活ということに関しては一切素人で,様々な場所から情報を集めてきているだけかもしれません。
そのような情報を鵜呑みにしないよう,基本的には運営者がハッキリとしている会社のサイトを参考にするようにして下さい。
キャリアセンター(大学の就職課)
こちらは,そろそろ行き始めているかも知れませんね。
四季報が置いてあったりと,こちらも様々な情報が手に入ります。
そのような中で一番利用したいのが,OBOG訪問のリストです。
なんとなくではあるものの,多少やりたいことが分かっているあなたは,なんとなく「この会社良さそうだな〜」というのがあるかもしれません。
そうしましたら,大学の就職課に出向き,その会社名から検索をかけてみて下さい。
ピンポイントで当てることは難しいかもしれませんが,すでに勤めている先輩がいるかもしれせません。
もし,見つけることができたら,積極的に連絡をとって,訪ねるようにしてみて下さい。
実際に職場で働いている人の格好や声,様子に勝る情報はありませんからね。
そして,キャリアセンターで一番注意したいのが,キャリアカウンセリングと面接対策です。
あくまでキャリアセンターに勤めている人はあくまで大学の職員であり,キャリアのプロではありません。
そのため,頂けるアドバイスがどうしても教科書通りになりがちなのです。
そこで,次に出てくる就職エージェントが活きてきます。
就職エージェント
就職エージェントとは,「企業」と「新卒の就活生」の間をとりもつ,仲介業者のような存在です。
イメージでいうとお家を紹介してくれる不動産屋さんが近いかもしれません。
企業からは「今年はこのような学生が欲しい」というのをヒアリングし,就活生からは「このような会社がいい」というのをヒアリング。
そして,両者に合いそうだなと思ったら,紹介するというものです。
また,何が面白いかというと,就活生がこの就職エージェントを利用するにあたって,代金はかかりません。
就職エージェントは就活生を企業に紹介し,内定してもらえたら,その紹介した企業から報酬をもらうことによって成り立っています。
そのため就活生はタダで利用することができるのです。
そして最大のメリットは彼らが就職に関するプロだということです。
キャリアセンターの職員とは違い,就職エージェントは紹介する企業から報酬をもらいます。
そこで,企業に見合わない就活生を紹介したら信頼を失いますよね?
そのため,信頼を失わないためにも真剣にあなたの話を聞き,真剣に仕事選びに付き合ってくれます。
ここまで聞くと,就職エージェントのみを利用すれば良いと思うかもしれませんし,それはあながち間違ってはいません。
しかし,悲しいことに雑な仕事をしてしまう就職エージェントもあるということです…。
実際にあなたが10のレベルの会社に入社できるスペックを持っていたとしても,9や8のレベルの企業を紹介してくる就職エージェントは少なくありません。
なぜなら内定を取りやすいから。
このように本人には気づかれないようにしながらも,実力以下の会社を紹介し報酬を得ようとするエージェントが実際にはあります。
それを避けるためにも「複数社使う」ということを意識して下さい。
時にはAというエージェントで紹介された求人をBというエージェントに持っていき,どのようなレベル感なのかを聞いてみるというのも有効です。
この点はぜひ参考にして下さい。
就活での仕事の見つけ方|まとめ
以上が就活するうえで有効な情報収集の仕方と,良い仕事の選び方になります。
ざっとまとめると…。
- WEBは運営会社が信頼できるところの情報のみを参考にし,他の情報には踊らされないようにする。
- キャリアセンターはあくまで,OBOG訪問や四季報などの情報をゲットしに行くために利用する。
- 就職エージェントは複数社使い,一番自分にしっくりとくるor一番高いレベルの仕事を紹介してくれるところを利用する。
そこまで難しくはありませんよね?
まだ就職活動は序盤戦ではあると思いますが,後悔しないようにこの3つのことは意識して頂けると嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました。